念入りに殺された男(エルザ・マルポ)★★★☆☆ 1/3読了

フランス・ナントの村で暮らすアレックスは、小説家の夢破れた内気な女性。家族と営む民宿に、ゴンクール賞作家のシャルル・ベリエがやってくる。気さくな彼と一家は打ち解けるが、ある夜アレックスはベリエに襲われ、抵抗した勢いで殺してしまう。家族との幸せな生活を守るため、殺人を隠しとおさなくては…。彼女はパリに出て、ベリエのアシスタントに成りすまして出版業界に潜り込み、罪を被せられそうな人物を探す。彼に「正しく」死んでもらうために画策するアレックスの運命は?一気読み必至のノワール

主軸となるアイディアはなかなか良かった。ただ、中盤以降がちょっと長くて、サスペンス感を十分には維持できなかった。もうちょっとハラハラドキドキさせて欲しかったな。『念入りに殺された男』という邦題はいいね。