Because, I'm Blanc de Blancs from France

白ブドウのみから生まれた“Blanc de Blancs”と呼ばれる優美なスパークリングワインです。
きめ細かい泡が白い花の香りと広がり、織り重なるハチミツやアーモンドのフレーバー。
綺麗な酸がつくるフレッシュでドライな後味と、レモン、アプリコット、ジンジャー、ハーブなどの香りが楽しめます。

Firadisにて購入。スパークリングなんだけど、スティルワインに近い感じ。ちょっとねっとりした液体でハチミツが感じられる。妻が結構気に入っていたな。

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罪と祈り(貫井徳郎)★★★☆☆ 2/6読了

元警察官の辰司が、隅田川で死んだ。当初は事故と思われたが、側頭部に殴られた痕がみつかった。真面目で正義感溢れる辰司が、なぜ殺されたのか?息子の亮輔と幼馴染みで刑事の賢剛は、死の謎を追い、賢剛の父・智士の自殺とのつながりを疑うが…。隅田川で死んだふたり。そして、時代を揺るがした未解決誘拐事件の真相とは?辰司と智士、亮輔と賢剛、男たちの「絆」と「葛藤」を描く、儚くも哀しい、衝撃の長編ミステリー!

面白かったんだけど、動機が弱い。動機に最後まで納得がいかなかった。そこがクリアできていればもっと良かったんだけど。同じ浅草が舞台の『罪の轍』(奥田英朗)の方が面白かったね。

健康診断

今年の開始時間は9:40。早いほうがいいんだけど、取れなかったんなら仕方がない。
基本的にやることは同じ。内科診察の前にMRI検査が入って、最後に内科診察。年配の男性医師だった。ちょっと気になることも言われたが、まあ大したことはないでしょう。終わったのは12:30くらい。始まりが遅いからやっぱり終わるのも遅くなる。
関内に戻って、マリナードの「とんテキ まる」で昼食。「とんかつ和幸」に入れ替わって入った店。初めて食べたけど、まずまず美味しかったね。

間宵の母(歌野晶午)★★★☆☆ 1/31読了

小学三年生の詩穂と首江子は親友同士だったが、紗江子の母の再婚相手である若い義父と詩穂の母が失踪した。その日から紗江子の母の精神状態は普通ではなくなる。詩穂も父親から暴力を受けるようになり、児童養護施設に入れられてしまう。その後、二人は悪夢のような人生を送ることになるのだが、実は驚くべき真実が隠されていた。著者最恐のホラー・ミステリー。

ホラー・ミステリーということで、装丁からしてなんか怖い。連作短編になっていて、たしかにホラーなのだが、歌野晶午なのでこのまま終わるはずはないと思っていた。予想通り、ちゃんとミステリーになっていた。ただ、最後はやっぱりホラーなんだけどね。

バドミントン団体戦

17時開始、16時集合ということで、16時前に会場に着いたら、既に来ている人に進行が早まっていると聞いた。いつもはファイナルだけ15点マッチなのだが、今回は最初から15点マッチになっているので、その影響のようだ。
男子Bクラスで3チームリーグ。最初は抜け番なので試合を見られるのだが、どちらも上手いな。Aチームが2-1で勝った。我々の初戦はそのAチームと。私はIさんと組んで第1ダブルス。相手は順番を入れ替えてきていて、最初の試合で第2ダブルスだったペアが相手となった。点数的にはド負けではないのだが、あまりいいところなくストレートで負けた。第2ダブルスも負けて、第3ダブルスも1ゲーム目を取られたのだが、そこから巻き返して、第3ダブルスはなんとか勝った。でもチームは1-2で敗戦。この時点でAチームの優勝が確定した。
続けて第2試合はBチームと。私はまた第1ダブルスでOさんと組んで出た。Bチームは若手チームで、スピードで圧倒された。多少付け入る隙きはあったのだが、なかなかうまく行かずまたストレート負け。第2、第3ダブルスも負けて全敗となってしまった。
ちょっと相手が強かったね。次回はCクラスで出た方がいいのかもしれないな。
今回全部15点マッチだったのだが、やはり15点だと物足りない。次は21点に戻してほしい。といっても体育館の改修工事に入ってしまうから、再来年度になっちゃうけど。

falo(ディナー)

前回、七味を受け取り忘れてしまったので、今回は忘れないように最初に受け取った。17時半過ぎの入店で先客は1組。最近、早い時間でも人が多かったのだが、この日はゆっくり目のスタートだった。佐藤さんがお休みということで、助っ人の女性が入っていた。
最初の泡は、泡なんだけど普通のコルクということで、開けるのがちょっと大変らしく、「ポンッ」と大きな音がしていた。でもこれが美味しかったんだよな。クローチのワインは初めて飲んだけど、これは個人的にも買いたい。突き出しは菊芋のスープ。

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4品頼もうと思っていて、そのうち3品は事前に大体決めていた。残る1品を考えていて目にとまったのが「牡蠣しょう油を練り込んだサラミ」。樫村シェフがいた広島からのものらしい。調理されたものではないので、頼もうかどうしようか迷ったが、結局は注文した。スライスしたものに胡椒を振ってある。正直、どのへんが「牡蠣しょう油」なのかよく分からなかったが、普通にサラミとして美味しかった。パンも一切れ頂いた。

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ワインは前にも飲んだことのある赤。ちょっとタンニンがあるところがサラミに合っていた。それとヴォドピーヴェッツ。ヴォドピーヴェッツはもちろん美味しいのだが、サラミに合う合わないで言えば赤の方が合っていた。

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次が「炭火で焼いたホッキ貝 菜の花 新玉ねぎのポタージュ 高級な香り」。これは予想通り美味しかった。ホッキ貝が思ったよりも入っている。「高級な香り」もいいね。パンに付けて食べるのも美味しかったな。
最初のワインは、香りに甘さがあるけど味は酸味があるワインだった。もう1杯は醸しが入ったワインで、これも酸味がある。個人的には、このスープには酸味は合わないと思う。スープがまろやかなので、ワインもまろやかな白を合わせたい。以前にau decoで飲んだピエール・モレのブルゴーニュ・ブラン1999なんかが合うと思うが、それは無理なので、少し樽の利いた酸味が穏やかなシャルドネなんかが合うのではないだろうか。あくまで個人的な意見だけど。

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次も楽しみにしていた「燻製の香りの衣で揚げたイワシと、スパイシーキャベツ」。やっぱりフリットは外せない。これ美味しかったなあ。クミンとかが入っているスパイシーキャベツがまた美味いんだよな。これに鶴間さんが合わせてくれたのがスロヴェニアのワイン。調べたら、クリネッツというワイナリーのガルデリンというワインで、品種はピノ・グリージョ。これがイワシフリットとベストマッチで、スパイシーキャベツともよく合っていた。これはホントに素晴らしいチョイスだったと思う。こういう体験ができるからfalo通いはやめれない。あまりに良く合っていたので、このワインはお代わりした。

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メインが来る前に品種当てでこのワインを出された。例によって分からなかったわけだが、正解はネッビオーロ
そしてメインの「尾長かもの炭火焼」。1人で頼むにはちょっと高かったが、やはりこの時期ジビエは食べたかった。付け合わせはちぢみほうれん草にアンチョビとナッツのアクセント。脂乗ってたし、美味しかったなあ。

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さらに赤を2杯。

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「まだ行けますか?」ということで鶴間さんが開けてくれたのが、この「Boca Campo delle Piane 1987 Antonio Cerri」。なんと1987年。熟成したブルゴーニュにも引けを取らないエレガントさ。ただ、もうちょっと酔っ払う前に飲みたかったかも。

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パスタは古市さんがFBに上げていたガルガネッリと思っていたのだが、まだ完成には至っていなかったようでオンリストされてなかった。ということで、自家製ソーセージのパスタのクリームソースのハーフ。優しい味わいで美味しかった。

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ドルチェは今回はティラミス。甘い食後酒も美味しかった。最後はエスプレッソ。

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今回も堪能しました。こうやって書いてるそばから次はいつ行けるかな~って思っちゃうんだよな。

9人の翻訳家 囚われたベストセラー@シネクイント ★★★☆☆

世界的ベストセラー「ダ・ヴィンチ・コード」をはじめとするダン・ブラウンの小説「ロバート・ラングドン」シリーズの出版秘話をもとにしたミステリー映画。シリーズ4作目「インフェルノ」出版時、違法流出防止のため各国の翻訳家たちを秘密の地下室に隔離して翻訳を行ったという前代未聞のエピソードを題材に描く。フランスの人里離れた村にある洋館。全世界待望のミステリー小説「デダリュス」完結編の各国同時発売に向けて、9人の翻訳家が集められた。翻訳家たちは外部との接触を一切禁止され、毎日20ページずつ渡される原稿を翻訳していく。しかしある夜、出版社社長のもとに「冒頭10ページをネットに公開した。24時間以内に500万ユーロを支払わなければ、次の100ページも公開する。要求を拒めば全ページを流出させる」という脅迫メールが届く。社長役に「神々と男たち」のランベール・ウィルソン、翻訳家役に「007 慰めの報酬」のオルガ・キュリレンコ、「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」のアレックス・ロウザー。「タイピスト!」のレジス・ロワンサルが監督・脚本を手がけた。

2019年製作/105分/G/フランス・ベルギー合作
原題:Les traducteurs

監督:レジス・ロワンサル
脚本:レジス・ロワンサル、ダニエル・プレスリー、ロマン・コンパン
出演:ランベール・ウィルソンオルガ・キュリレンコリッカルド・スカマルチョ、 シセ・バベット・クヌッセン、エドゥアルド・ノリエガ、アレックス・ロウザー、アンナ・マリア・シュトルム、フレデリック・チョウ、マリア・レイチ、マノリス・マヴロマタキス、サラ・ジロドー

途中に中だるみがあり、そこで眠くなってしまったのだが、結末に向かって動き出してからは面白かった。ネタバラシになるので書けないが、なるほどなあと感心した。出版社の社長役のランベール・ウィルソンはどこかで観たよなと思って調べたら、やはりマトリックスに出ていた。