昭和から平成に移り変わる時代の一断面を、衰退していく「演歌」というジャンルから眺めると、悲劇こそ喜劇、という演 劇の根本が見えてきます。「より良く生きよう」ともがけばもがくほど、志と違う方向に物事が流れてしまう。そんな人の世のやるせなさは、一歩引いて俯瞰したとき、ある種の「可笑しみ」をもって眺めることができます。
自身長年バンド活動を続け、多くの作詞作曲も手掛けてきた作家中島淳彦が、愛してやまなかった「演歌」を題材に、喜劇 的想像力を傾けて書き上げた本作品は、時代を超えて観客の共感を呼ぶ普遍性を備えています。
いわゆる「ウエルメイド」といる範疇にとどまることなく、自身の人生をより良く生きようともがく全ての人たちに向けて、 明日を生きる活力となるような演劇をお届けしたいと思っております。
作
中島淳彦演出
青山勝出演
かんのひとみ(オフィス PSC)
佐藤銀平
宮地大介(タイタン)
藤崎卓也(大沢事務所)
蒲田哲(ジェイクリップ)
板垣雄亮(ジェイクリップ)
佐藤逹(ヘリンボーン)
気田睦
菅沼岳(今井事務所)
宏菜
川合耀祐(文学座)
杉浦一輝(ぽこぽこクラブ)
山像かおり(フクダ&Co)
劇団道学先生の芝居を観るのは、2009年以来の3回目。ずいぶん久しぶりだな。
佐藤銀平さんは最初から最後までハイテンションで超早口。でも噛まないのはさすが。演歌歌手を目指す咲子役の宏菜さんは実際のシンガソングライターだった(知らなかったけど)。歌が上手かったし、可愛かったね。板垣雄亮さんはハイバイのワレモロでの怪しい芸能事務所の社長役と似たような役で、また同じような役をやってるなと笑ってしまった。他の役者陣もみんな達者で、楽しい舞台だった。
