栞と噓の季節(米澤穂信)★★★☆☆ 3/30読了

猛毒の栞をめぐる、幾重もの噓。
高校で図書委員を務める堀川次郎と松倉詩門。
ある放課後、図書室の返却本の中に押し花の栞が挟まっているのに気づく。
小さくかわいらしいその花は――猛毒のトリカブトだった。
持ち主を捜す中で、ふたりは校舎裏でトリカブトが栽培されているのを発見する。
そして、ついに男性教師が中毒で救急搬送されてしまった。
誰が教師を殺そうとしたのか。次は誰が狙われるのか……。
「その栞は自分のものだ」と噓をついて近づいてきた同学年の女子・瀬野とともに、ふたりは真相を追う。
直木賞受賞第一作は、著者の原点とも言える青春ミステリ長編!

長編として引っ張れるネタではないので、全体的に間延びした感じで、米澤穂信にしてはイマイチだった。ミルハウザーの『ナイフ投げ師』も家にあるので、「夜の姉妹団」も途中で読んでみた(もう随分前に読んだから内容は忘れていた)。確かにこの作品に想を得ている気はする。作中でちゃんと言及しているところが米澤穂信のいいところだな。あ、『ナイフ投げ師』はオススメですよ。