我々は、みな孤独である(貴志祐介)★★★☆☆ 11/20読了

探偵・茶畑徹朗の元にもたらされた、「前世で自分を殺した犯人を捜してほしい」という不可思議な依頼。前世など存在しないと考える茶畑と助手の毬子だったが、調査を進めるにつれ、次第に自分たちの前世が鮮明な記憶として蘇るようになる。果たして犯人の正体を暴くことはできるのか?

前世や輪廻転生を軸に、ミステリーやらサスペンスやらバイオレスやらをぶち込んでごちゃまぜにしたような話。回収すべき事柄を回収せずに突っ走ってそのまま終わってしまったので、物語としては破綻しているんだけど、読んでいて意外と面白かったので、まあいいかなという感じ。