小さな演劇の大きさについて(佐々木敦)★★★☆☆ 10/13読了

日本演劇の「いま」と「ここ」
テン年代日本演劇シーンをつぶさに目撃してきた批評家・佐々木敦による、初の演劇批評集!
平田オリザ岡田利規チェルフィッチュやそれ以降の「言葉」と「身体」の挑戦、大舞台で先端的な表現を続けるケラリーノ・サンドロヴィッチ、神里雄大と岡崎藝術座・ノゾエ征爾とはえぎわ・木ノ下裕一と木ノ下歌舞伎等々の若手作家/劇団たち――新しい演劇はどこにあったのか

自分が演劇について考えていることを言葉にしてもらった感もあって、納得できる箇所が多かった。取り上げられている劇団は割とカバーしていたが、最後の方で全然知らない劇団を紹介していて、その辺は今後の参考になった。ただ、近年私が注目しているユニットを著者は取り上げていなかった。それは「iaku」と「玉田企画」。今月末には久しぶりに「iaku」を観に行く予定なので、とても楽しみだ。