部屋で前日に買っておいたプチメックのパンを食べて、9時頃に出発。九条駅から四条駅へ。そこから四条通を祇園方面へ歩いて、まずは八坂神社へ。冬の朝の澄んだ空気が清々しい。
八坂神社を突き抜けて知恩院へ。今回の旅の目的の1つがこの三門。現存する日本の三門のなかでも最大規模というだけあって、圧倒的な威容だった。御影堂は工事中だったが、幸いなことに外側はほぼ完成していた。
「ゆく年くる年」の除夜の鐘でよく見る大鐘も本当に大きかった。
次に有料の方丈庭園へ。拝観コース内の大方丈展示ブースに鴬張りの廊下や抜け雀の襖絵などの「七不思議」がある。この狩野信政が描いた襖絵は落語の抜け雀の元になったらしい。展示ブースは靴を脱いで見て回るのだが、スリッパがなかったので、足が冷たかったなあ。見終わると、また靴を履いて庭園へ。それほど広い庭園ではないのだが、なかなか綺麗な庭園だった。
昼食は予約しておいた「蓮月茶や」にて、とうふ料理コース。
食べ終わって外に出ると雨がパラパラ降っている。最初は傘を差すほどではなかったのだが、途中からは差さざるを得なくなってしまった。京阪線の三条駅まで歩いて、そこから出町柳まで。せっかくなので、鴨川デルタの飛び石を渡って、同志社大学へ。中には入れなそうな感じだったので、外から眺めつつ相国寺へ。
相国寺自体はちょっとあっけない感じ。ただ、真の目的は相国寺内の承天閣美術館なのだ。靴を脱いで入るようになっていて、荷物もロッカーに預けた。現在の企画展は「茶の湯 禅と数寄」だが、私のお目当ては伊藤若冲。「鹿苑寺大書院障壁画 月夜芭蕉図」と「葡萄小禽図」が展示されていた。以前に観た上野での若冲展は大混雑だったが、ここではガラガラの美術館で間近でじっくり鑑賞することができた。全体的に展示品が充実していて、なかなかいい美術館だった。お土産に竹の栞を購入。絵柄は「葡萄小禽図」。
そこからは京都御所の西側を南下。途中に虎屋があったので、妻にバレンタイン用のチョコ羊羹を買ってもらった。
そして護王神社へ。ここは足腰の守護神らしい。妻の両親用のお守りを購入。私もバドミントンで足腰を痛めないようにとお参りしておいた。
京都御所内に入って、中を散策。とにかく広いね。樹齢何年なんだという大きな木がたくさんあった。
京都御所の南東の角まで行ってから南下。途中の豊松堂で妻がお土産の飴を購入。それほど高い飴を買ったわけでもないのだが、おまけの飴もくれた。三月書房は定休日。後から知ったが、5月の連休明けにも店頭販売を終えるらしい。
同じ通りにあるグランディール御池店で翌日の朝食用のパンを購入。くたびれたので、京都市役所前の地下街で休憩。前回もここで休んだんだよな。
一休みしたあとは、本能寺の前を通って、寺町京極を冷やかして錦市場へ。伊藤若冲の実家が錦市場の青物問屋だったということで、錦市場内のお店のシャッターには若冲の絵が描かれていた。コロナウイルスのせいなのか、今回の京都では全体的に外国人の観光客が少なかったが、錦市場にはたくさんいたね。家用のお土産に千枚漬けとゴボウの漬物を購入。新京極では娘用に八つ橋も購入。
夕食はLankaにて。食べ終わって、四条駅まで歩いて、地下鉄に乗ってホテルへ帰った。