コンビニ人間(村田沙耶香)★★★☆☆ 10/8読了

36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしいと突きつけられるが…。「普通」とは何か?現代の実存を軽やかに問う衝撃作。第155回芥川賞受賞。

最初の方の「コンビニあるある」的な話から始まって、段々と薄気味悪くなってくる。ただ、この薄気味悪さが、取りも直さず現代の日本の薄気味悪さなんだろうな。なかなか面白い本でした。

コンビニ人間
コンビニ人間村田 沙耶香

文藝春秋 2016-07-27
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