生誕300年記念 若冲展@東京都美術館

若冲』(沢田瞳子)を読んだ後に、この展覧会のことを知り、オンラインで前売りチケットを購入しておいた。平日ならばそれほど混まないだろうと、有休も取得した。ところが、連日の公式ツイートを見ると、平日でも連日最大で200分待ちとかになっている。これは朝一に行くしかないなと早めに家を出たところ、なんとJRが停電でストップ。京急線もホームに上がれないほどの大混雑である。もう、よりによってというツキのなさである。仕方がないので、いったん駅を出て妻と作戦会議。日を改めようかとも思ったが、土日はもっと混むだろうし、行列覚悟で行くことにした。駅に戻ると、ダイヤは乱れまくりだが運転は再開していた。JRはやめて京急で品川に出て、そこから上野へ。東京都美術館に着いたのが11時頃。行列の最後尾は3時間待ちだった。覚悟していたので並びましたよ。公園なので木があって、木陰も多いのだが、木陰が途切れると日傘や帽子がないと無理だね。水分補給も必須だし、本などの暇つぶしグッズもないとダメだね。私もずっと本を読んでいた。本当に3時間並んで建物に入っても、そこから受付を通過するまでにさらに30分くらい掛かる。但し、会場内に入れば、それほど激混みというわけでもなかった。
長時間並んだからというわけではなく、本物の若冲の絵は素晴らしかった。最初は地下1階からなのだが、1階展示室の「釈迦三尊像」と「動植綵絵」が特に素晴らしい。長円形の展示室にずらりと配された30幅の「動植綵絵」は壮観だった。お目当ては「動植綵絵」だったけど、もちろんそれ以外の作品もみんな良かったねえ。最後にグッズ売り場があるんだけど、そのレジがまたかなりの行列になっている。まあ、グッズは買わなかったけど。
見終わったのが4時くらい。それから精養軒に行って、やっと昼食。生ビールは最高に美味しかったね。