フィリップ・パカレ・ジュヴレ・シャンベルタン 2012

【リアルワインガイド46号】91+点
ジュヴレ特有の黒い風味はもちろんなく、スミレとミント、きのこときれいな土がアクセントを添える。そして香りの中心はもちろん複雑な赤黒果実香と大地香、ミネラルだ。口に含むと液体は薄めでとことんジューシー。まず第一印象は典型的な薄旨エキス系出汁ワイン。そこにうま味たっぷりの味がきれいに乗っている。そして中盤から熟したタンニンが顔を少し出す。これは見事。素晴らしい村名ワイン。
年産8,000本で平均樹齢45年、収量は30hl/ha。石灰岩の基岩の上部に広がる小石混じりの粘土石灰土壌で主に東南向き斜面。「カルジョ」、「ジュイス」、「シャン ペリエール」、「コンブ デュ デュセス」、「アン シャン」の区画より。
ポマールに比べて、果実味に負けないしっかりした酸とミネラルを持つジュヴレ。膨大なミネラル感があり、丸みとゆたかな果実味の調和した味わい。赤い果実の熟した香りがあり、野の花のような素朴な華やかさも感じます。

湘南ワインセラーにて購入。昼にイタリアワインを飲んだので、夜はやっぱりブルゴーニュ。以前のパカレのワイン会で美味しかったジュヴレ・シャンベルタン。ワイン会で飲んだときはとても感心した覚えがあったのだが、今回家で飲んでみると、そこまでではなかった。ただ、もちろん十分に美味しかったけどね。
三軒茶屋に行ったので、久し振りに「レ・サンク・サンス」のパン。ここのパンはやっぱり美味しいね。