『ダージリン急行』などのウェス・アンダーソン監督が、格式高い高級ホテルを取り仕切るコンシェルジュと、彼を慕うベルボーイが繰り広げる冒険を描いた群像ミステリー。常連客をめぐる殺人事件と遺産争いに巻き込まれた二人が、ホテルの威信のためにヨーロッパ中を駆け巡り事件解明に奔走する。主演のレイフ・ファインズをはじめ、エドワード・ノートン、エイドリアン・ブロディ、ジュード・ロウなど豪華キャストがそろう。
監督:ウェス・アンダーソン
脚本:ウェス・アンダーソン
出演:レイフ・ファインズ(ムッシュ・グスタヴ・H)、F・マーレイ・エイブラハム(ミスター・ゼロ・ムスタファ)、エドワード・ノートン(ヘンケルス)、マチュー・アマルリック(セルジュ・X)、シアーシャ・ローナン(アガサ)、エイドリアン・ブロディ(ドミトリー)、ウィレム・デフォー(ジョプリング)、レア・セドゥ(クロチルド)、ジェフ・ゴールドブラム(代理人コヴァックス)、ジェイソン・シュワルツマン(ムッシュ・ジャン)、ジュード・ロウ(若き日の作家)、ティルダ・スウィントン(マダムD)、ハーヴェイ・カイテル(ルートヴィヒ)、トム・ウィルキンソン(作家)、ビル・マーレイ(ムッシュ・アイヴァン)、オーウェン・ウィルソン(ムッシュ・チャック)、トニー・レヴォロリ(若き日のゼロ)
ウェス・アンダーソン監督作品が好きでほとんど観ているが、世界観が独特すぎてついて行けない時もある。本作は独特の世界観とエンタメ性がうまく融合しているので、誰でも楽しめるのではないだろうか。実際かなり面白かった。
ウェス組の役者たちが勢揃いで、それぞれがいい味を出していた。ビル・マーレイは今回ちょい役だが、やっぱり欠かせないよなあ。若き日のゼロを演じたトニー・レヴォロリも良かったね。音楽も素晴らしかった。
「THE WES ANDERSON COLLECTION」という本が出ていることも最近知ったので、これも欲しくなっちゃったな(高いけど)。