観たい映画備忘録(2/24版)

アカデミー賞発表を目前に控え、「CUT」の最新号(特集は「誰も観てない映画55本!」)を読んでいると、観たい映画が結構貯まってきた。

Cut (カット) 2008年 03月号 [雑誌]
Cut (カット) 2008年 03月号 [雑誌]
ロッキング・オン 2008-02-19
売り上げランキング :


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

潜水服は蝶の夢を見る』(上映時間:112分)公開中


ファッション誌「エル」の編集長として活躍する人生から一転、脳梗塞(こうそく)で左目のまぶた以外の自由が効かなくなってしまった男の実話を映画化。原作は主人公のジャン=ドミニック・ボビー自身が20万回のまばたきでつづった自伝小説。『夜になるまえに』のジュリアン・シュナーベルが監督を務めている。主人公を演じるのは『ミュンヘン』のマチュー・アマルリック。シリアスな展開の中に温かいユーモアが味わえる一方、独特の映像美も堪能できる感動の実話だ。


監督:ジュリアン・シュナーベル
原作:ジャン=ドミニク・ボビー
脚本:ロナルド・ハーウッド
出演:マチュー・アマルリックエマニュエル・セニエマリ=ジョゼ・クローズアンヌ・コンシニパトリック・シェネ、ニエル・アレストリュプ、オラツ・ロペス・ヘルメンディア、ジャン=ピエール・カッセルイザック・ド・バンコレ、エマ・ドゥ・コーヌ


こういう映画をやっているのは知っていたのだが、どういう映画なのか全然知らなかった。昨晩スマステを見て内容を知ると俄然観たくなった。

『超劇場版 ケロロ軍曹3 ケロロケロロ 天空大決戦であります!』3/1公開 


幅広い層に愛されている大人気アニメ「ケロロ軍曹」の劇場版第3弾。謎の空中都市を舞台に、外見がケロロに似ている“ダークケロロ”がケロロ小隊の前に現われ、シリーズ史上最大のバトルが展開する。メインキャラを前作からの声優陣が続投するほか、物語の鍵を握る謎の美少女ナスカを福田沙紀が、劇場版オリジナルキャラ“ドルル”をルー大柴がゲストで担当する。同時上映は『武者ケロ お披露目! 戦国ラン星(スター)大バトル!!』。


Yukaが観たいというので観に行く予定。まあ私もケロロは嫌いじゃないし、っていうか結構好きだしw。

『スルース』(上映時間:89分)3/8公開


1972年の傑作ミステリー映画『探偵<スルース>』を、イギリスの名匠ケネス・ブラナーがリメーク。豪華な屋敷を舞台に、初老の推理小説家と彼の妻の若き浮気相手による心理戦が繰り広げられる。オリジナル版で浮気相手を演じたマイケル・ケインが小説家を、浮気相手をジュード・ロウが熱演。脚本はノーベル文学賞作家のハロルド・ピンターが手掛けている。舞台劇を思わせる設定やシチュエーション、そして思いがけないラストシーンは必見だ。


監督:ケネス・ブラナー
脚本:ハロルド・ピンター
出演:マイケル・ケインジュード・ロウ


こういう舞台のような設定のものは元々好きなのだ。但し、人数や空間が限定されるだけに脚本が面白くないとひどいことになる。この映画はどうかな?大丈夫そうな気はするけどね。

ダージリン急行』(上映時間:91分)3/8公開 


ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』『ライフ・アクアティック』と一筋縄ではいかないコメディを送り出しているウェス・アンダーソンの新作は、常連オーウェン・ウィルソンアカデミー賞俳優エイドリアン・ブロディ、『マリー・アントワネット』でルイ16世を演じていたジェイソン・シュワルツマンが3 兄弟を演じ、インドの大地を列車で走るという意表をついたもの。テーマはデビュー作から一貫している「家族の絆」だ。シリアスなドラマにもなりうる話を、新しいのか古いのかわからい独特のユーモアとペーソスでくるむスタイルは健在だ。なお本編前に、短編『ホテル・シュヴァリエ』が上映されるが、これは本編へのプロローグとなっている。


監督:ウェス・アンダーソン
脚本:ウェス・アンダーソンロマン・コッポラジェイソン・シュワルツマン
出演:オーウェン・ウィルソンエイドリアン・ブロディジェイソン・シュワルツマンアンジェリカ・ヒューストン、アマラ・カラン、カミーラ・ラザフォード、ウォレス・ウォロダースキー、イルファン・カーン、ビル・マーレイナタリー・ポートマン


ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』『ライフ・アクアティック』がすごく面白かったから、ウェス・アンダーソンの新作は非常に楽しみにしていた。今回もやってくれそうだな。

ノーカントリー』(上映時間:122分)3/15公開


“追う者”と“追われる者”、“法と正義を信じる者”…アメリカ西部を舞台にした3者3様の追跡・逃亡劇は、人間の本質を残酷なまでにコミカルに描き出す。監督は『ファーゴ』『オー・ブラザー!』など、人間の可笑しさと哀しさを描き続ける異才兄弟監督、ジョエル&イーサン・コーエン。出演はオスカー俳優トミー・リー・ジョーンズ、唯一無二の存在感を放つ実力派スペイン人俳優ハビエル・バルデム、演技力を高く評価されますます頭角を現しているジョシュ・ブローリンなど豪華キャストが揃った。


監督:ジョエル・コーエンイーサン・コーエン
原作:コーマック・マッカーシー
脚本:ジョエル・コーエンイーサン・コーエン
出演:トミー・リー・ジョーンズハビエル・バルデムジョシュ・ブローリンウディ・ハレルソンケリー・マクドナルド、ギャレット・ディラハント、テス・ハーパー、バリー・コービン、スティーヴン・ルート


今もっとも期待している映画がこれだ。『ファーゴ』が大好きだっただけに、それ以上と言われると期待は膨らむ。アカデミーの助演男優賞ハビエル・バルデムで鉄板みたいだね。

『パラノイド・パーク』(上映時間:85分)4/12公開


『エレファント』でカンヌ映画祭パルムドールに輝き、本作でもカンヌ国際映画祭60周年記念特別賞を受賞したガス・ヴァン・サントの監督最新作。ブレイク・ネルソンの同名小説を基に、ある秘密を抱えた少年の脅え、不安、さらには精神的な逃避を紡ぎ出す。主人公を演じるのは、注目の美少年ケイブ・ネヴィンス。『2046』のクリストファー・ドイルが撮影監督を務めている。斬新で研ぎ澄まされた映像美と、少年の繊細(せんさい)なドラマの行方に注目だ。


監督:ガス・ヴァン・サント
原作:ブレイク・ニルソン
脚本:ガス・ヴァン・サント
出演:ゲイブ・ネヴィンス、ダン・リウ、ジェイク・ミラー、テイラー・マムセン


「CUT」で読んで気になった一本。この映画も良さそうだね。

フィクサー』(上映時間:120分)4/12公開

弁護士事務所に所属し、裏で暗躍するもみ消し屋“フィクサー”の苦悩と焦燥を描きながら、ある大企業の集団訴訟をめぐる陰謀劇に迫る社会派サスペンス。主人公の“フィクサー”こと、マイケル・クレイトンを演じるのはジョージ・クルーニー。『ボーン・アイデンティティー』の脚本家トニー・ギルロイが初監督に挑む。各映画賞を席巻しているクルーニーをはじめ、トム・ウィルキンソンティルダ・スウィントンら、キャストの熱演が見どころ。


監督:トニー・ギルロイ
脚本:トニー・ギルロイ
出演:ジョージ・クルーニートム・ウィルキンソンティルダ・スウィントンシドニー・ポラック、マイケル・オキーフ、ケン・ハワード、デニス・オヘア、ロバート・プレスコット


ジョージ・クルーニーはコンスタントにいい仕事をしてるよな。この映画も楽しみ。

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(上映時間:158分)GW公開


しがない鉱山労働者が、石油採掘によって富と権力を手に入れていく姿を描き出す大河ドラマ。だが、これは正統なアメリカン・ドリームの物語ではない。むしろ、アメリカン・ドリームを衝き動かしてきた闇の力“欲望”を、冷徹なまでの誠実さで赤裸々に描ききった魂の叙事詩である。主演はダニエル・デイ=ルイス。その圧倒的な演技力で、様々な賞を受賞した。監督は、21世紀の“今”を代表する映画監督ポール・トーマス・アンダーソン。『市民ケーン』『ジャイアンツ』と並ぶ古典的名作として大絶賛を浴び、こちらも多くの賞を受賞している。


監督:ポール・トーマス・アンダーソン
原作:アプトン・シンクレア
脚本:ポール・トーマス・アンダーソン
出演:ダニエル・デイ=ルイスポール・ダノケヴィン・J・オコナーキアラン・ハインズ、ディロン・フリーシャー


アカデミー賞で『ノーカントリー』と一騎打ちの様相を呈しているのがこの映画。助演男優賞が『ノーカントリー』で主演男優賞はこっちのダニエル・デイ=ルイスかな。いずれにしても楽しみな一本だ。