このクルティエ・セレクションは、ブルゴーニュの有力クルティエ達とタイアップし、彼らが見つけてくるコストパフォーマンスの極めて高いワインを“シュル・ピル”(ラベルを貼らないビン販売)によって買い付け、共通ラベルを貼ってお届けするものです。
どのクラスも安定した出来で人気のクルティエ・セレクションより、10年熟成の特級畑マジ・シャンベルタンです。
ウメムラにて購入。グランクリュを飲むのは久し振り。ただ、仲田氏のクルティエ・セレクションは他のワインに比べると随分安い。
香りにどうも独特の草っぽさがある。これがマット・クレイマー氏が下記のように書く「ソヴァージュ」なんだろうか。
「マジには挑みかかるように強烈な感じあり、フランス人はこれをソヴァージュ(野生)という。野から摘んできた植物はさほどきれいではないにせよ、人がちやほや育てたものよりもはじけるような香りを放つものだが、マジにもこれに通ずる野育ちの味わいがある。」
妻はそれほど気にならなかったようだが、私はこの香りがちょっと苦手だった。ただ、ワイン自体は総体的には美味しかった。