サスペンデッズ 第11回公演『g』

いつのことだったか誰かが教えてくれた。
人は色々なものに生まれかわる。犬や猫や木や草や花、
あるいは石や土や水、ありとあらゆるものに。
ものの他にも時間や言葉や光や暗闇に。ぐるぐる廻る。
もちろんそれを信じちゃいないが、
そういうことなら公平で良いかなとも思う。


作・演出:早船聡
出演:伊藤総 / 佐藤銀平 / 佐野陽一 / 田口朋子 / 尾浜義男 / 白州本樹


会場:ザ・スズナリ
日程:2011年8月4日(木)〜8月7日(日)

どういう芝居なのか全然分からずに観始めて、冒頭で意表を突かれた。いきなり牛だもんなあ。そして人型ロボット。舞台は原発事故を経験した近未来の日本のようだった。
サスペンデッズはまだ2回目だけど、役者によって大体演じる役のパターンは決まってるようだな。劇団員の演技は安定しているし、客演陣も手堅かった(白州さんは半分劇団員みたいなものか)。
舞台にはさまざまな要素が盛り込まれていたけど、牛の出産シーンで終わるラストは、色々と考えさせられたね。