グランクリュ(ディナー)

いつもは芝居の前にランチなのだが、グリングの芝居がちょっと遅めの3時からだったので、初めてディナータイムに訪問した。
店内はランチタイムとは変わってグッと照明を落としてあってなかなかいい感じ。グラスシャンパン(ジャック・ドゥ・フランス)を飲みながらメニューを考える。前菜は「地鶏のせせり肉と砂肝のサラダ仕立て」と「キッシュロレーヌ」、それにスペイン産ハモンセラーノの生ハムをハーフで。魚料理は「本日入荷 鮮魚のロースト、オリーブとケッパーのアサリ風味」(イサキだった)。肉料理は「牛舌の赤ワイン煮込み」にした。
「地鶏のせせり肉と砂肝のサラダ仕立て」は、ランチのサラダにせせり肉と砂肝がプラスされた感じだった。ボリュームたっぷりだし、味付けも絶妙だった。キッシュは逆に思ったよりも量が少なかった。ちょっと柔らかくてポロッとなっちゃうんだが、そこが手作りっぽくて良かった。生ハムは、カウンターに置いてある骨付き原木からその場でスライスしてくれる。美味しかったけど、もうちょっと脂身があってもよかったかな。
シャンパンの次はグラスの白。アルザスのちょい甘口のもの。たまにはちょい甘も悪くない。グラスの白の次はボトルの赤。2006年物のビオワイン(生産者失念)。香りがちょっと甘くって、なかなか美味しかった。
魚料理は付け合わせの野菜がたっぷりで美味しかった。魚のしょっぱさと野菜の薄味がうまくマッチしていた。肉料理の牛舌は柔らかかったね。付け合わせの野菜はランチのメインに付いてくるのと同じ感じだった。
デザートは私が「クリームブリュレ」で、連れが「自家製チョコレートケーキ アイスクリーム添え」。「クリームブリュレ」は面積が広くて底が浅いタイプだった。その分はパリパリ部分が多い。エスプレッソでフィニッシュ。
ランチを食べて、夜も間違いないだろうと思っていたが、期待通り夜も大満足だった。全体的に野菜が多いのが嬉しいね。ワインも色々揃ってるし、店の雰囲気もいいし、スタッフの感じもいい。是非また来て、今度は違うものを食べてみたい。