カンブーザ/CAMBUSA(ディナー)

妻の誕生日ディナーということで、先日ランチに行ったカンブーザへ。席は奥の凹んだところにある半個室のようなところ。子供がいてもここならそれほど目立たない。
食前酒は、前日にエグリ・ウーリエを飲んでいたのでスプマンテではなく、生ビール(エビス)にした。娘はブラッド・オレンジジュース。
飲み物とともにグリッシーニが出てきて、その後バゲットと丸パンが出てきた。ランチのときには丸パンはなかったのだが、この丸パンが胡麻が入っていて美味しかった。



付き出しに「グリンピースの温かいスープ」。娘の分もサービスで出して頂いた。前菜は「国産牛のカルネクルーダ」と「真鯛カルパッチョ」をチョイス。「カルネクルーダ」とはタルタルステーキのようなもので、要は生の肉である。
ビールの後はグラスの白を妻と私で別々のものをもらった。私の飲んだものはマスカットの香りがするのだが、味は別に甘口ではなく辛口でなかなか美味しかった。
パスタは「タリアテッレ ボロネーゼ」。これを娘の分を考えて1.5人前にしてもらい、一皿ずつ取り分けてもらった。私は元々こういうパスタが好きなのだが、これは抜群に美味しかった。洗練されているという感じではないんだけど、ホッとできるマンマの味という感じがした。
ここで赤ワインのボトルを相談。私がブルゴーニュのようなワインをということで色々と注文を付けたので、何本か持ってきてもらい試行錯誤したが、結局は「ピノネロ リゼルヴァ2004」に落ち着いた。酸とタンニンにやや落ち着きがなかったが、香りが良かったし、十分に美味しかった。飲む1時間くらい前に抜栓しておけばもっと美味しかったと思う(無理な話だけど)。




そして、ピッツァは「アルフィレット(水牛のモッツァレラ・プチトマト・パルミジャーノ・バジル)」。妻の誕生日ということで、鳥さん2羽付きである。随分前に家族でプレチェネッラに行ったときも確か1羽付けてくれたんだよな。
このピッツァは最高でした。もう一生付いて行きたいという感じw。他の店の色々なピッツァを食べたけど、私はプレチェネッラのピッツァで育ってしまったのでw、もうこの生地がベストだね。



セコンドは、二人前からという「16穀米のリゾットを詰めた仏ヴァンデ産のウズラのロースト」。一人前が半分に切られて出てくる。骨の部分の肉が美味しいからということでフィンガーボウルも用意してくれた。ちょっと甘めのソースで、付け合わせの野菜も美味しかった。もちろんウズラも美味しかったのだが、詰め物のせいで肉の部分が少なかったのが残念。もうちょっと「肉」を食べたかった。でも骨に付いている部分は確かに美味しかったね。




ドルチェはティラミスとクリームブリュレ。ティラミスの方に誕生日用のプレートを付けてくれた。
コーヒーは2人ともカプチーノ。妻の方が女の子の顔で私の方がハートのラテアートだった。最後に小菓子も付いた。



お皿が似ていることもあって「リストランテ フリック」を思い出したが、料理は正直フリックには及ばないと思う。但し、ピッツァとの融合ということで考えれば、文句なしのピッツァを食べられて、これだけ美味しい料理も食べられるお店はなかなかないだろう。
現在はプリフィクスのコースのみだが、多分ゆくゆくはアラカルトもOKになるのでしょう。アラカルトで頼めるようになると、もっと使い勝手が良くなるだろうね。

カンブーザ

食べログ カンブーザ