村上春樹初めての記者会見

 「カフカからは多くのものを与えられたので、この場所に来られて非常にうれしい」。30日(日本時間31日未明)、プラハの旧市庁舎ホールで開かれたフランツ・カフカ賞の贈呈式で、受賞者の作家村上春樹氏(57)はカフカへの思いを語った。
 「海辺のカフカ」がチェコで翻訳されたばかりの村上氏は「この作品はカフカへのオマージュなので、チェコの人が楽しんでくれたら」と話した。カフカ作品から受けたショックについて触れ、カフカが友人へ送った手紙から「本は自分の内部の凍った海を打ち砕くおのでなければならない」という一節を引用、「これこそまさに私が書きたい本なんです」とあいさつを締めくくった。

朝日では昨日も記事が載り、今日は更に大きく取り上げられていた。質疑応答では、デビュー作での逸話を踏まえたマニアックな質問も飛んでいたらしい。
もっと詳しいことが知りたいんだが、『クーリエ・ジャポン』あたりが特集組んでくれないかな。