id:juice78さんのブログで知った本。絲山秋子は以前、朝日新聞の別刷りの方で特集されていて、おおよその生い立ち等は知っていた。大体そこで知った通りの人物だった。酒と煙草が好きで、納豆と祭りは大嫌い。「自分の取説」では「商品名 絲山秋子(文筆マシン)」が詳しく解説されている。
曰く・・・
短時間で多くの短編やエッセイを生み出すことができます。予約した順番と関係なく、ランダムで執筆することもできます(シャッフル機能)
また、単行本増刷も本製品には欠かせないものです。長期間にわたって増刷が行われないと、本製品は「がっかり」します。また、あまりにも「刻んだ」冊数の増刷はモチベーションの低下につながります。ご注意下さい。
また、仕事の見直しについては、出荷時に「念入りモード」に設定されています。念入りモードはゲラを三校まで要求して、じっくりと見直します。あまりにも「てにをは」の見直しがうざいときには標準モードに買えれば再校までですみます。
テーマによっては「尺」が長いあるいは逆に短いと感じたりしたが(「講談社24時」なんかはもっと詳しく書いて欲しかった)、総じてなかなか面白い本でした。
絲的メイソウ | |
絲山 秋子 講談社 2006-07-22 売り上げランキング : 93174 おすすめ平均 いとやまさんのぶつぶつの日常 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
迷走、遁走、逆走、疾走、そして、メイソウ―あっちにぶつかり、こっちにぶつかり、決してまっすぐには進まない、絲山秋子の偽らざる日々。珠玉?の初エッセイ集。