東京大学「80年代地下文化論」講義(宮沢章夫)

'80年代は「バブル」で「おたく」で「スカだった」のか?
時代の先端を走る宮沢章夫が、東大駒場キャンパス最奥の密室で80年代生まれの東大生を前に考え、迷い、口ごもりながら語った[80年代と現在を結ぶ手がかり]。
当時のカルチャー・シーンを切り取った貴重な資料・図版・地図を満載!

宮沢章夫が自身のブログの中で必死こいてゲラを直していたと書いていた『東京大学「80年代地下文化論」講義』がもうじき発売になるようだ。見本を見た宮沢章夫はこう書いている。

あらためて読み返すといくつか脱字などの誤りがある。失敗したなあ。でも、いい本になった。図版なども面白い。ぜひ読んでもらいたい。特に高校生に読んでもらうといいのじゃないか。ただ、プロフィールのなかに、「エッセイスト」とあって、俺は「エッセイスト」だったつもりは一度もない。だったら、「ブロガー」と書いてもらったほうがいい。あと、ラジカル時代のパンフレットの写真がいくつか入っていてこれが恥ずかしい、っていうか、過去の遺産でなにかするのは気がすすまない。

やはり東大の講義録である柴田元幸の『翻訳教室』とは大分毛色が違うだろうが、こちらの講義録も楽しみだな。

東京大学「80年代地下文化論」講義
東京大学「80年代地下文化論」講義宮沢 章夫

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