観たい映画備忘録(7/7版)

3/10に書いた分は10本中9本観た(『ルート225』だけ観なかった)。3/28に書いた分で公開済みのものに関しては4本中2本観た(『ナイスの森』と『インサイド・マン』を観逃した)。そして、いま気になっているのが下記だ(一部3/28のとダブるけど)。

レイヤー・ケーキ』(上映時間:105分)公開中
ユーロスペース:12:00/14:15/16:30/18:45〜終20:45

裏社会から足を洗おうとしていた麻薬ディーラーが、最後の仕事で大ピンチに陥ってしまう姿を描いたクライムムービー。不測の事態に翻ろうされる主人公を、“新ジェームズ・ボンド”として話題のダニエル・クレイグが熱演。『カサノバ』のシエナ・ミラー、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のマイケル・ガンボンらが脇を固める。複雑な人間関係が巧みに絡み合うユーモラスでスピーディな展開と、スタイリッシュな映像が魅力。

この映画は少し前にも紹介した。会社の先輩Mさんは既に観ており、なかなか面白かったとのことだった。朝日の夕刊でも好意的に取り上げられていた。

ゆれる』(上映時間:119分)7/8公開
アミューズCQN:11:00/13:40/16:20/19:00〜終21:15

蛇イチゴ』の西川美和監督が兄弟を主人公に、家族のきずなや絶望からの再生を描くシリアスドラマ。旧知の女性が転落死したことをきっかけに、法廷で裁判にかけられる兄と弟の姿を見つめる。『スクラップ・ヘブン』のオダギリジョーが“自由人”の弟を熱演。その兄役に『バッシング』の香川照之。実際撮影中に意気投合したという2人の息の合った演技が素晴らしい。人間のどろどろとした感情やエゴとそこからの救いを描く。

カンヌ国際映画祭の監督週間でも上映された、いま私の中ではもっとも注目の映画である。香川照之はここにも登場している。いま日本で一番映画に出てるんじゃないかなあ(しかも大河ドラマにも出てるし・・)。

パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト』(上映時間:?分)7/22公開

ディズニーランドの名物アトラクション“カリブの海賊”を壮大なスケールで映画化した、人気海洋アドベンチャー活劇の続編。主演のジョニー・デップオーランド・ブルームキーラ・ナイトレイ以下、前作のスタッフ&キャストが再結集するほか、『ラブ・アクチュアリー』の個性派ビル・ナイ演じる海の悪霊デイヴィ・ジョーンズが敵役で新たに登場する。同時撮影されたパート3への期待を募らせるストーリー展開にも着目。

これも前から楽しみにしている一本。109シネマズ等では7/15からの先行上映もあるようだ。

マッチポイント』(上映時間:124分)8月中旬公開

ニューヨーク派の名匠ウディ・アレンが初めてロンドン・ロケを敢行したサスペンス。イギリスの上流社会を舞台に、持ち前の野心で地位と財産を手に入れる男の運命を描く。運命に翻弄(ほんろう)される主人公を演じるのは、『アレキサンダー』のジョナサン・リース・マイヤーズ。彼をとりこにする奔放なアメリカ人女性を『アイランド』のスカーレット・ヨハンソンが演じる。先の読めないサスペンスの魅力とウィットに富んだ語り口が融合した贅沢な作品。

スカーレット・ヨハンソンが好きだっていうのもあるし、初めてのロンドン・ロケっていうのも気になる。ただ、アレン自身が出ていないのが残念。

カポーティ』(上映時間:?分) 秋公開

文学界に名を残す作家トルーマン・カポーティが、ノンフィクション小説の名作「冷血」を書き上げた6年間に迫るシリアスな伝記映画。実在した人物、トルーマン・カポーティを演じたのは、本作で第63回ゴールデン・グローブ賞主演男優賞を受賞したしたフィリップ・シーモア・ホフマン。脇を固めるキャストもエド・ハリスクリス・クーパーといった実力派ぞろい。フィリップ・シーモア・ホフマンが甲高い声でカポーティ成りきる名演は必見。

M:i:III』の悪役は別にフィリップ・シーモア・ホフマンじゃなくたってよかったんじゃないかと思うが、このカポーティに関してはフィリップ・シーモア・ホフマンじゃなきゃダメだろう。予告を見る限りでは成りきってたもんなあ。

鉄コン筋クリート』12/23公開

散々噂されていた『鉄コン筋クリート』の映画がようやく公開される。原作が面白かったからねえ。映画化してどうなるか、楽しみでもあり、不安でもあるな。下記は公式サイトからの引用。公式サイトでは予告編も見られる。

「今から 10年ほど前になりますが、それまで一面識もなかったマイクから、ビデオテープが送られてきました。それはマイク自身が作ってくれた、宝町にたたずむシロとクロのアニメーションでした。30秒足らずの短い映像でしたが、そのもの悲しさや、子供特有の危うい様子が美しく表現されており、涙がでるほど感動したことを今でもよく覚えています。そのマイクが、今回の劇場版の監督です。僕も期待しています」(松本大洋

それでもボクはやってない(仮題)』 2007年1月公開

フリーターの金子徹平はIT会社の面接へ向かう途中、痴漢に間違われ、罪状の否認を続けるうちそのまま警察署に拘留されることに。罪を認めれば相手と示談の上、すぐに釈放されると聞かされるが、自分の無実を主張し続け、ついには検察から起訴されてしまう。母・豊子、友人の斉藤は、徹平の潔白を信じて右往左往した結果、新人弁護士・須藤莉子と裁判官出身の老練な弁護士・荒川正義に出会い、助力を求める。

満を持しての新作だからねえ、楽しみだねコレは。

スパイダーマン3』2007年5月5日公開

先に公開されていた第1弾ポスターで、ブラックスーツを身にまとったスパイダーマンの姿が話題となったが、今回の映像ではそのスーツにもがき苦しむようなスパイダーマン=ピーター・パーカーの姿が見え、今作では何者かに寄生され、加えて自身の暗黒面に苦しむスパイダーマンの内面の葛藤や苦悩がより一層強く描かれるであろうことがうかがえる。また、新たな悪役のサンドマンも一瞬だが登場、さらにはベノムか、ホブゴブリンかとも思わせるような者の姿も・・。

というわけで、特報映像がアメリカのAppleのサイトで公開された。さっそく見てみたけど、なかなか格好いいね。来年のゴールデン・ウィークじゃ随分先だけど、気長に待つしかないな。