私の文学史: なぜ俺はこんな人間になったのか? (町田康)★★★☆☆ 11/16読了

独特な文体・語法と奇想天外な物語で幅広い読者を有し、多数のヒット作を発表してきた作家・町田康。一度読んだらやみつきになる、あの唯一無二の文学世界は、いかにして生まれ、進化してきたのか。町田ファンならずとも、文芸ファンなら誰もが気になる謎について、作家自らが内面を「暴露」する注目の一冊。本書では、人生初の試みという「自分語り」を幼少期から還暦を迎えた現在まで、好きだった本や作家、自身の作品解説といった文学世界はもちろん、影響を受けた民謡・浪曲・落語・ロックなどの芸能世界も取り込みながら、徹頭徹尾、町田ワールドを全開していく。

町田康の小説が好きなので読んでみた。やはり子どもの頃から本が好きだったんだね。文体からも分かる通り、やはり色々なこだわりを持つ人でもあった。話が分かりやすいようで分かりにくいのだが、よく読むと分かる。途中は、どうかなあと思うところも多々あったが、最後まで読んでみると著者の思いが分かって興味深かった。