神の悪手(芦沢央)★★☆☆☆ 8/26読了

破滅するとしても、この先の世界が見たい――将棋に魅せられた者たちの苛烈な運命。
棋士の養成機関である奨励会。年齢制限による退会が迫る中でも昇段の目がない岩城啓一は、三段リーグ戦前夜、対戦相手からある“戦略”を持ちかけられるが……。追い詰められた男が将棋人生を賭けたアリバイ作りに挑む表題作ほか、運命に翻弄されながらも前に進もうとする人々の葛藤を、丹念に描き出す将棋ミステリ。

将棋が分かる人にとっても、将棋がよく分からない人にとっても、中途半端な印象を受けた。全体的に今ひとつだったが、最後の駒師の話はまあまあ良かった。