拳銃使いの娘(ジョーダン・ハーパー)★★★☆☆ 7/18読了

アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀新人賞、アレックス賞受賞】 11歳のポリーの前に、刑務所帰りの実の父親ネイトが突然現われた。獄中で凶悪なギャング組織を敵に回したネイトには、妻子ともども処刑命令が出ており、家族を救うため釈放されるや駆けつけたのだった。だが時すでに遅くポリーの母親は殺されてしまった。自らと娘の命を救うため、ネイトはポリーを連れて逃亡の旅に出る。処刑命令を出した組織に損害を与えるため、道々で強盗をくりかえす父子。暴力と犯罪に満ち危険と隣りあわせの旅の中で、ポリーは徐々に生き延びる術を身に着けていく。迫る追っ手と警察をかわして、父子は生き残れるか? 人気TVシリーズのクリエイターが放つ鮮烈なデビュー作!

刑務所帰りの父親が11歳の娘ポリーと一緒にギャング組織から逃げるという設定からして『レオン』を想起させるわけだが、これがなかなかに面白かった。ポリーの持っている熊のぬいぐるみがいい味を出してるんだよな。著者は人気TVシリーズのクリエイターだけあって、読んでいて映像が目に浮かぶ。あとがきを読んだら、もう映画化も決まってるんだね。