ブラック・スクリーム(ジェフリー・ディーヴァー)★★★☆☆ 3/23読了

ニューヨークで起こった誘拐事件の犯人、自称“作曲家”が国外に逃亡、名探偵ライムと刑事アメリア、介護士のトムの3人はあとを追ってナポリに渡り、現地の警察と共同で捜査を開始する―ほぼ全編がイタリアで展開する最新作は、シリーズのファンが「こうでなくちゃ」と快哉をさけぶ場面が満載。名探偵ライムが証拠とロジックで快刀乱麻の名推理を導き出せば、アメリアは凶行を阻止するために車を疾走させ、死地へと飛び込む。もちろん大規模ドンデン返しも待ち受けています。

今度の舞台はイタリア。目先を変えようとしているのだろうが、ネタ切れ感は否めない。「コンポーザー」の犯行も凝り過ぎだし、どんでん返しも弱い。まあ、それでも何だかんだで読んじゃうんだけど。