1R1分34秒(町屋良平)★★☆☆☆ 3/25読了

デビュー戦を初回KOで飾ってから三敗一分。当たったかもしれないパンチ、これをしておけば勝てたかもしれない練習。考えすぎてばかりいる、21歳プロボクサーのぼくは自分の弱さに、その人生に厭きていた。長年のトレーナーにも見捨てられ、現役ボクサーで駆け出しトレーナーの変わり者、ウメキチとの練習の日々が、ぼくを、その心身を、世界を変えていく―。第160回芥川賞受賞作。

第160回芥川賞受賞作。読みやすくはあったが、「だから何なのか」感から抜け出すことはできなかった。残念ながら。