アルベレッロ仕立ての古樹と、新しく植樹した若いプリミティーヴォから造られます。畑は粘土質の石灰質土壌。手摘みで収穫、約2週間マセラシオン。ステンレスタンクで12ヶ月間以上熟成後、6ヶ月の瓶熟成。プラムやチェリー、スモモなどの成熟した果実やタイム、タバコ、リコリスのニュアンス。フラッシュな酸とミネラル、そしてたっぷりとした果実味のバランスがとれた味わいで、甘くこなれたなめらかなタンニンが広がります。喉を心地よく滑り落ちていく長い余韻。味わいの要素が十分に感じられる満ち足りた美味しさです。ラグーソースのパスタ、グリルした肉、中程度に熟成したチーズと。
トスカニーにて購入。夕食は久し振りの鉄板焼き。というわけで、ちょっと濃いめのイタリアワインを。と思ったが、そこまで濃くはなかった。ただ、割とタンニンはあるので、焼肉にはちょうど良かった。
先日買った『土着品種で知るイタリアワイン』でプリミティーヴォのことを調べてみたら、「プリミティーヴォとジンファンデルが同一品種であることはよく知られている」と書いてあった。いやあ、それは知らなかったな。