スティーヴン・キング強力推薦。
１９８６年、１２歳のエディと友人たちの夏の物語。そして現在、大人になったエディの前に甦る３０年前の殺人事件…。みずみずしい語り口で展開する少年小説と、大人たちの秘密をめぐる不安の物語を自在に往還。叙情とたくらみに満ちた新鋭のサスペンス。
スティーヴン・キングが強力に推薦しただけあって、キングの小説によく似ている。30年前と現在を交互に描き、30年前の殺人事件の真相に迫っていくという構成。ありがちな構成ではあるが、先が気になるように上手く書いている。結末にやや納得がいかないのと、冒頭部分の行為者が誰かは分かっていたので、クライマックスでの驚きはあまりなかった。その辺がやや残念だったが、話としては十分に面白かった。
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