アルロー・ブルゴーニュ・ロンスヴィ 2012

     ■■■リアルワインガイド90〜91+点■■■
なんじゃ、こりゃ!と思わず叫んでしまう安定感のある、 かつ洗練された複雑で美しい香り。もはやACブルでは 完全にない。人がブルゴーニュに魅せられる要素がこ のボトルの中に詰まっている素晴らしい香りだ。口に 含むともう唖然。これ1erですか。いや、へたすりゃグラ ン・クリュですかぁ、という液体の緻密さと味わいの 深さだ。これまでもこのワインに圧倒されてきたが、 12年は「ACブルとして」ではなく、ブルゴーニュワインと して絶対評価ができるもの。もう参りました。05年の ルーミエのACブルと並ぶ、ACブルの大傑作。

キタザワにて購入。上のリアルワインガイドは褒めすぎ。ロンスヴィは好きなので、何度も飲んでいるが、この2012はあまり感心しなかった。もちろん美味しいことは美味しいんだけど。
なぜなのかを考えると、3日に飲んだグロフィエのレ・ザムルーズと比較してしまうからだと気づいた。レ・ザムルーズということで期待が大きすぎたためにややガッカリ感もあったのだが、やはり普通に考えれば十分以上に美味しかったんだなとロンスヴィを飲んで気づかされた。