我が家のヒミツ(奥田英朗)★★★☆☆ 1/14読了

どうやら自分たち夫婦には子どもが出来そうにない(『虫歯とピアニスト』)。同期との昇進レースに敗れ、53歳にして気分は隠居である(『正雄の秋』)。16歳になったのを機に、初めて実の父親に会いにいく(『アンナの十二月』)。母が急逝。憔悴した父のため実家暮らしを再開するが(『手紙に乗せて』)。産休中なのに、隣の謎めいた夫婦が気になって仕方がない(『妊婦と隣人』)。妻が今度は市議会議員選挙に立候補すると言い出して(『妻と選挙』)。どこにでもいる普通の家族の、ささやかで愛おしい物語6編。

やはり著者の分身が出てくる話が「家」シリーズのお楽しみ。今回は妻が市議選に立候補する『妻と選挙』。相変わらず面白いけど、もう伊良部ものは書いてくれないのかなあ。待ってるんだけどな。冒頭の『虫歯とピアニスト』も良かったね。

我が家のヒミツ
我が家のヒミツ奥田 英朗

集英社 2015-09-25
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