「Bento 4」から「Tap Forms」への移行

ファイルメーカー社がBento製品の提供を終了しても、そのまま「Bento 4」を使い続けるつもりだったが、去年、「Yosemiteにアップグレードしてから「Bento 4」が起動しなくなった」という記事をネットで見て愕然とした。色々調べてみると、アップグレードしても使えているという人もいたのだが、使えなくなったという人のほうが多そうだった。
Mac OSをいつまでもYosemiteにアップグレードしない訳にもいかないので、どうしたものかと思っていたところ、「Tap Forms」に移行したという記事をやはりネットで見つけた。「Bento 4」からは同じファイルメーカー社の「FileMaker Pro」に移行するのが筋だが、いかんせん「FileMaker Pro」は高い(38,000円)。「Tap Forms」もMac版が3,500円、iPhone版が900円するが、「FileMaker Pro」に比べれば安い。また、App Storeでは時々安売りをすることがあるので様子を見ていたところ、案の定やってくれたので、Mac版の方を2,500円で買うことができた。
ソフトを買うだけ買っておいて、データの移行は年末年始に行った。「Bento 4」のデータをエクスポートしておいて、そのデータを「Tap Forms」にインポートする。1つだけ上手くいかないファイルがあったが、幸いエントリ数の少ないデータベースだったので、それは手作業で移行した。エントリ数が800以上もあるワインリストが上手くいって良かった。
とりあえず、移行ができたところで、Yosemiteにアップグレード。そして「Bento 4」を起動してみると・・、起動できるじゃん。まあ、できなかったじゃ済まないので、移行しないわけにはいかなかったのだが、普通に「Bento 4」を開けたので、ちょっと拍子抜けした。
Mac版にデータを移行できたので、今度はiPhone版を購入してインストール。こちらは安売りでは買えなかった。Mac版とiPhone版はiCloudを利用して同期ができる。最初なかなか上手くいかなくて焦ったが、何度かやっているうちにできた。「Bento 4」の時はMaciPhoneの両方でアプリを立ち上げておいて、同期ボタンを押しての同期というある種手動での同期だったが、「Tap Forms」は基本的には自動的に同期されるので楽だ。それから、「Tap Forms」はパスコードが指紋認証に対応しているところが素晴らしいんだよな。
今後は「Tap Forms」が、ずっとMacのアップグレードに対応してくれるのを祈るばかりだな。