ナミヤ雑貨店の奇蹟(東野圭吾)★★★★☆ 12/12読了

悪事を働いた3人が逃げ込んだ古い家。そこはかつて悩み相談を請け負っていた雑貨店だった。廃業しているはずの店内に、突然シャッターの郵便口から悩み相談の手紙が落ちてきた。時空を超えて過去から投函されたのか? 3人は戸惑いながらも当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書くが…。次第に明らかになる雑貨店の秘密と、ある児童養護施設との関係。悩める人々を救ってきた雑貨店は、最後に再び奇蹟を起こせるか!?

評判通り素直に面白かったね。行き交うのは人ではなくて手紙だけど、タイムマシンものの傑作と言ってもいいんじゃないかな。
色々な登場人物の側から物語が描かれるので飽きないし、最後に全てが1つに収束していくさまは、さすが東野圭吾という感じだった。