deco(ディナー)

JATのセミナーの後にdecoへ。ディナーは初めてである。何を食べるかはある程度予習してあったのだが、コースの内容はその日に訊かなければ分からない。というわけで、コースの前菜とメインが何なのかを尋ねたら、ソムリエールはシェフに訊きに行ってしまった。そういうことは店を開ける前に確認しておくべきだよな。
コースの前菜が20種類の野菜の冷製で、メインが子羊だった。ジビエが食べたかったので、これでは面白みがない。かと言って、雷鳥だと値段的にもボリューム的にも一人では辛い。というわけで、メインは「京都本州鹿のロースト、野生ベリーのポワブラードソース」にして、その前に「生牡蠣と柚子のジュレ」および本日の季節の前菜から「鯵のグリエ」という構成にした。
ドリンクはグラスのシャンパーニュから。decoのハウス・シャンパーニュだという「NV Ruinart Blanc de Blancs」(写真なし)。アミューズに猪肉の自家製ハムが出た。



生牡蠣は身を半分に切って、食べやすくしてある。生牡蠣なんてずいぶん久しぶりに食べたけど、美味しかったな。グラスの白はシャトーヌフ・デュ・パプ。デュ・パプの白なんて珍しいので頼んでみた。かすかに甘めの味わいでボリュームがある。こういうのもたまには面白い。



鯵は表面を焦がしてあるので、それがいいアクセントになっている。これを食べ終わるちょっと前にブルゴーニュの赤へ。ドメーヌ・ダルデュイの「サヴィニー・レ・ヴォーヌ プルミエ・クリュ オー・クルー 2010」。まだちょっと若いけど、酸が綺麗で美味しかった。
メインの前にナイフをラギオールのものに変えてくれた。これがテンション上がるんだよな。鹿のローストは素晴らしい火入れ具合。付け合わせの野菜も美味しかった。ワインはデュ・パプの赤へ。力強くて、鹿にはよく合った。



デザートは「金柑のコンポートとジャスミン茶のジュレ、ヴァニラアイスを添えて」。金柑が口の中をさっぱりしてくれる。ここで、デザートワインを一杯サービスで頂いた。こういうのも嬉しい。



棚の上にはDRCやヴォギュエのマール等も並んでいた。いつか機会があれば、チーズやマールも頼んでみたい。最後はコーヒーでフィニッシュ。
食後には新しいおしぼりも出してくれた。これでサービス料が掛からないのは嬉しいね。ソムリエールとも少し話ができた。個人的にはキレイ目のブルゴーニュが好きだそうだ。提示してくるワインを見ていると、そうじゃないかなと思っていたが、私の好みともバッチリ合致した。
料理、ワインともに大体の傾向は分かってきたが、もちろんまだ食べていないメニューは多いし、しばらく通う価値はあるね。

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