JATセミナー:グローバル化からグローカル化へ〜多言語翻訳の現状と今後の動向

2013年最初のTAC月例セミナーでは、日本語、英語、そしてさらにもう1つの言語(スペイン語、ドイツ語、中国語)の間での翻訳を行なっている3人の翻訳者をパネリストとして迎え、英語以外の言語の翻訳がおかれている現状について意見を交換し、さらには今後の活路について議論していきます。


パネリスト:
 姫野幸司(日・英・西)
 楠カトリン(独・日・英)
 孫璐(中・日・英)
司会進行:
 丸岡英明(日・中・英)

今まで、JTFのセミナーは何度か出たことがあるが、JATのセミナーに参加するのは初めて。パネリストの一人がお付き合いのある方だったので、土曜日に渋谷まで出掛けてきた。
前半は、司会の方からの3人の紹介と、3人それぞれPowerPointを使用しての簡単なプレゼンテーション。日本語、英語の他にもう1つの言語もやっているとリスクヘッジになるという話があったり、他言語の翻訳をする際には、やはり英語もできた方が資料を調べたりするのに便利であるというような話があった。
休憩を挟んでの後半は質疑応答。ただ、質疑応答と言っても、発言者が質問ではなくて、自説を滔々と述べてしまうことが多く、質疑応答の場ではなく、参加者の自説開陳の場になってしまった。まあ、それでもいいのかもしれないが。
孫さんや楠さんは翻訳だけではなく通訳の仕事もしており、どちらか一方だけよりも両方やったほうがお互いを補完できてメリットが大きいと話していた。
なかなかアットホームなセミナーだったので、今後も機会があれば参加してみたい。