ペンギンプルペイルパイルズ#14「cover」 本多劇場

姉は三十年前に姿を消した。二人の弟はすでに諦めていた。ある日孤独な猟師がタコを釣る。タコの背に手紙が張り付いていた。姉が子供の頃に風船で飛ばした手紙。弟達は手紙を引き取りに猟師を訪ねる。差出人が死人だと聞いて猟師は落胆する。電話が鳴り、受けた猟師は飛び出して行く。お返事お待ちしています、と女の声は言った。


作・演出:倉持裕
音楽:SAKEROCK
出演:
鈴木砂羽
小林高鹿、ぼくもとさきこ、玉置孝匡近藤智行吉川純広
谷川昭一朗


2009年7月17日(金)〜7月26日(日)

グランクリュから本多劇場へ向かう途中、前を行く自転車がゴトリと何かのパーツを落とした。拾って渡してあげたら、何とその人はアリtoキリギリス石井正則だった。こんなこともあるんだね。
席は前から3列目の右寄り。まあまあの席だと思っていたのだが、今回に関してはまずかった。ある程度上から見ないとよく分からない舞台なのだ。前過ぎると見上げる感じになってしまって奥がどうなっているのかがよく分からない。しかも右寄りだとタンスの前に机が来てしまうので、タンスの中の穴に落ちて行くところが見えないんだよな。しかも隣の席が体格のいい男性だったのもついていなかった。
芝居は謎めいた進行なので、よく聞いていないと分からなくなりそうなのだが、途中でうとうとしてしまってやや分からなくなってしまった。
二組の「姉弟」をめぐる繊細なお芝居でそれなりには良かったんだけど、個人的にはもう一つだったかなあ。谷川昭一朗は上手かったね。
来年3月のPPPPの第15回公演は10周年記念公演になるらしい。でも場所がスズナリなんだよな。今回が本多劇場で何で10周年がスズナリなんだろう。わからん。