グランクリュ(ランチ)

下北沢での観劇前のランチ。今回は「ピッツェリア ラ・ベファーナ」に行こうと思っていたのだが、店の前まで来ると、かなりの人が待っている。これはダメだと引き返し、系列店の「イルカントゥッチョ」にしようかとも思ったのだが、何となく気が進まず、結局もう二度とランチには行かないと決意したグランクリュに行ってしまった。
結構混んでいたが、カウンターの真ん中が空いていた。座って前を見るとシェフが代わっている。前は長身で無口で職人風の人だったが、新しい人は小さくてぽっちゃりしていて愛嬌のある感じだ。シェフが代わったということはメニューも変わったんだろうと思った通り、ちょっと変わっていた。お任せコースの構成は変わっていないが、内容が変わっていた。まずサラダが違う。今まではシンプルなサラダの大盛りだったが、それが量は普通になってレンズ豆がたっぷりのせられていた。どちらがいいのかは微妙だが、とにかく違うものを食べられるのが嬉しい。白ワインはブルゴーニュ、イタリア、アルザスの中からイタリアをチョイス。結構厚みがあったね。
メインは肉を選択。いつもの鶏肉ではなくて豚肉。付け合わせの野菜も含めて、量的にはやっぱりちょっと減ってるかな。ただ、バルサミコのソースがなかなか美味しかった。赤ワインはロワールの自然派のものにした。香りがちょっと独特。味はまずまずかな。
デザートも変わっていて、抹茶のムースにナッツを砕いたものが振りかけられていた。これも美味しかったね。小さな丸いパンは前と同じだった。
新しいシェフになって、メニューを時々変えてくれるといいんだけどどうなるかな。
帰り際に女性スタッフに「シェフはいつ代わったんですか」と訊いたら、「6月です。すみません挨拶もせずに」と言われてしまった。いや、私そこまで常連じゃないですからと心の中で呟きながら本多劇場へ向かった。