失踪した男は遠く離れた場所で殺されていた 塔と水路の町にある「水無月橋」。霜の降りるような寒い朝、殺人事件が起こる。バス停に捨てられていた地図に残された赤い矢印は・・? 恩田陸待望の新刊。
話の展開は一見普通の推理小説っぽいのだが、恩田陸だから普通の推理小説のわけないよなとは思っていた。でもなあ、あのラストはどうなんだろう。あれじゃ納得いかないよな。まあ、そういうのもひっくるめてこれが恩田陸作品なんだと言われれば、あまり読んだことのない私にはぐうの音も出ないけど。
最初の方は島田荘司っぽくて、途中も結構読ませるんだけど、最後がちょっとずっこけたなあ。
きのうの世界 | |
恩田 陸 講談社 2008-09-04 売り上げランキング : 2390 おすすめ平均 結末がひどい この気だるさがたまらない。 やや難解でいわゆる「推理小説」にないジャンル。好き嫌いが分かれるのでは? Amazonで詳しく見る by G-Tools |