マシケラの隣にいつの間にかできていたお店。いつできたのか分からないのだが、多分最近でしょう。ちょっと高級そうなので躊躇っていたのだが、今日の昼休みに行ってみた。先客は奥の方に年配のカップル一組のみ。私は窓際のテーブル席に座った。ランチは一番安くて1,890円。前菜、主菜、ドリンクという構成である。珍しいのは主菜に肉、魚、パスタという選択肢があること。一応フランス料理のお店のようだが、あまりかっちりとはしていないようだ。テーブルには箸が置かれているし。ダイエット中なので、デザートの付かない一番安いコースにしたｗ。
前菜が来るまでの間に、夜のメニューとワインリストを見せてもらった。夜はコースが5,250円からで、アラカルトも結構ある。ワインはブルゴーニュの赤が結構揃っていた。値段はまずまず良心的だと思う。これはお店で飲むにしては安いんじゃないのというのも何本かあった。
前菜は懐石の先付けのように横長の木の入れ物に配されている。内容は、何かのムース（カリフラワーだったかな）、オリーブ、スモークサーモン、豚肉のゼリー寄せ、何かの肉のパテ、ラタトゥイユ、スープ（何のスープか忘れた）。どれも手が込んでいて美味しかった。ワインのつまみに最適な感じだったが、ワインを頼むのはかろうじて控えた。バゲットもきちんと温められていた。
主菜は肉にしたのだが、大きな皿の上に小さな皿が載っていて、そこに鶏肉のクリームシチューが入っている。お皿の空いたスペースには炒めた野菜の上に分厚い豚バラ肉のローストが載っていて、マッシュポテトとマスタードが添えられており、周りにバジルのソースが配されている。豚バラ肉は外側がカリッカリで中がやわらかい。シチューも野菜が色々入っていて美味しかった。こういう２種取り合わせの主菜は初めて食べた。前菜の時に食べてしまったバゲットはお代わりをくれた。シチューを付けて食べるのが美味しかったね。
ドリンクはコーヒーか紅茶。コーヒーはブレンドしかないのが残念だった。店内は非常にお洒落な感じ。私にサーブしてくれたウェイターは素敵なおじさんだった。気になったのはお客が少ないこと。私のあとから女性２人連れが来てカウンターに座ったが、結局私がいる間は私も含めてその３組しか客がいなかった。駅から遠いし、値段も高いからというのもあるかもしれないが、半年後にはつぶれてましたではもったいない。
「食べログ.com」の夜のレビューは結構辛口だったが、わたし的にはかなりいい店だと思う。あれだけ手の込んだ美味しい料理を出してくれるなら1,890円もそれほど高いとは思えない。今度は夜も行ってみたいね。
