能のもつ知恵と洗練を現代演劇に還元するために、野村萬斎が監修してスタートしたシリーズ企画、現代能楽集の第3弾。今回は能の名曲「鵺（ぬえ）」をモチーフに、舞台のみならず、エッセイや小説の分野でも活躍する宮沢章夫が新作を書き下ろします。ヨーロッパのとある空港の待合室で足止めを食った日本の演劇人たちと、ひとり煙草をくゆらす「男」との出会いからはじまる物語...。能「鵺」は宮沢章夫の手によって「鵺／NUE」として、現代によみがえります。
［作・演出］ 宮沢章夫
［劇中劇］
清水邦夫作
「朝に死す」
「想い出の日本一萬年」
「真情あふるる軽薄さ」
「ぼくらが非情の大河をくだる時―新宿薔薇戦争」より
［出演］ 上杉祥三／若松武史／中川安奈／下総源太朗／半田健人／上村聡／鈴木将一朗／田中夢
前売り開始は9/10からなのだが、9/1から先行予約は既に始まっており、私も9/2にチケットを入手した。「モーターサイクル・ドン・キホーテ」の時は楽勝だったので、楽観していたら痛い目に遭った。9/1に電話しても全然つながらない。どうしたもんかなと思いながら、世田谷パブリックシアターのサイトを見ていたら、「SePTオンラインチケット」というシステムで購入できることを知り、すかさず会員登録して購入した次第。
このシステムは結構優秀で、映画のチケットのオンライン予約みたいに空いている座席の中から好きな席を選べる。ところが、私が行きたかった日はもう残りが２席しかなかった。それでも取れたからよかったけど・・。地味な芝居だと思うんだけど、なんでこんなに売れているのか。私は知らなかったのだが、半田健人という人が一部の人たちにかなり人気があるようなんだな。それで半田健人のファンの人たちがたくさん買っているのかもしれない（あくまで想像だが）。
先日の「志の輔こらぼ」が落語と狂言のコラボで、今回が芝居と能のコラボである。そのものズバリではないにせよ、日本の伝統芸能である「能」と「狂言」に時を置かずして触れられることになった。非常に楽しみだな。
