100年に1人といわれた稀代の噺家で上方落語界の重鎮である笑満亭橋鶴(長門裕之)は、臨終の時を迎えようとしていた。弟子たちが見守る中、一番弟子の橋次(笹野高史)が死にゆく師匠に最期の願いを聞くが、呆気に取られる珍妙な答えが返ってきた。驚きつつも橋次は、弟子の橋太(中井貴一)に指示を出すが・・・。
上映時間:110分
監督 :マキノ雅彦
原作:中島らも
脚本:大森寿美男
出演:中井貴一 、木村佳乃 、田中 章、土屋久美子、真由子、石田太郎、蛭子能収、高岡早紀、堺 正章、笹野高史、岸部一徳、長門裕之、富司純子
もともと観るつもりはなかったのだが、近場のシネマリンでやっているし、前売りが千円なので半休取って観に行った(また半休取ってしまった。こんなに暇でいいんだろうか?良くないよなあw)。
平日の昼間だし、ガラガラかと思ったら、思いの外入っている。ほとんどが年配の方だが、7〜8割入ってたもんなあ。びっくりした。どこかでタダ券でも配ってたんだろうか(ってそれじゃ映画に対して失礼か)。
マキノ雅彦とはもちろん津川雅彦のこと。祖父のマキノ省三、叔父のマキノ雅弘からマキノ性を襲名し、マキノ家3代目監督マキノ雅彦としての初監督作品である。笑って泣けるいい映画だった。特に、長門裕之の「死人っぷり」は良かったねえw。もし「アカデミー死人男優賞」みたいのがあったら、確実に受賞してるね。