トップリーグ サントリーvs神戸製鋼 秩父宮ラグビー場 テレビ観戦

サントリーはいきなりルーキーの平がトライ。伊藤を振り切ったステップとスピードはなかなか見事だった。しかし、その後は両チームミスが多く、退屈な前半だった。
後半、八ツ橋とホラが入ってから流れが変わった。18分、ホラのショートパントにロン・クリブが走り込むというサインプレー。いいところにパントが上がって、ロン・クリブが突っ込むが、ボールはポールに当たってコースが変わりインゴールへ。ロン・クリブは追い切れず、サントリーの選手が押さえるか、デッドボールラインを超えると思われたそのとき、後方から猛然と走り込んできたのが八ツ橋だった。サントリーの選手を追い抜き、デッドボールラインぎりぎりでボールを押さえてトライにしてしまったのだ。このプレーには驚いた。私も含めて誰もが「あ〜、惜しかったな」と思ったと思う。そこを一人だけ諦めずに最後まで追いかけてトライにしてしまった八ツ橋のプレーは本当に素晴らしかった。個人的に八ツ橋のことはあまり買っていなかったのだが、完全に見直した。
その後ホラのトライもあり、神戸ペースに。サントリーも追いすがったが追いつかなかった。サントリーは前半早々に山下が負傷退場してしまったのが痛かったが、それを除いてもミスが多すぎた。栗原はペナルティを得てタッチを狙ったのにノータッチになってしまったのが確か2回あった。ペナルティでタッチを狙ってノータッチになるのは、はっきり言って最悪である。多少飛距離が短くなっても確実に出さないと。
両チームともトライを取る形というものがあまり見えなかった。それでも神戸は少し光明が見えてきたが、サントリーはちょっと深刻だな。

サントリーvs神戸製鋼(18-23)