切手デザイナーの仕事 〜日本郵便 切手・葉書室より〜(間部香代)★★★☆☆ 12/26読了

日本の切手をつくるのは、たった8人のデザイナーたち。はじめて本になる、彼らの物語。

ひとりの作家が日本郵便のドアを叩き、丁寧な取材から導き出した、切手デザイナーたちの想いと仕事。
切手やデザイン、印刷、紙ものが好きな人は必読です。
一見すると、遠い存在にも思える珍しい職業ですが、その働く姿には多くの人が共感できるストーリーが詰まっています。毎日仕事と向き合う、すべての働く人に贈る1冊です。

昔切手を集めていて、今でも手元にあるのだが、その後は年賀切手が当たるのを祈るのみとなっていた。だから、どんな記念切手が発行されているのかにはとんと疎くなっていたし、日本で切手を作る人がたった8人しかいないなんて知る由もなかった。元々仕事の裏側を紹介する話は好きなのだが、こんなに珍しい仕事の裏側はなかなかない。なかでも、8人それぞれの切手デザイナーになる前の出自の話が興味深かったね。