小川洋子の陶酔短篇箱(小川洋子)★★★☆☆ 7/8読了

河童、猫、牧神、鮫、鯉……。動物や生き物たちと人間たち。「河童玉」(川上弘美)、「愛撫」(梶井基次郎)など選び抜かれた16本と小川洋子のエッセイが奏でる究極のアンソロジー集!

好きな作家の編んだアンソロジーはそれだけで楽しみだし、普段なら到底手を伸ばさないような作品が入っているところもいい。どの作品もそれぞれ楽しめたが、各作品の後にある小川洋子の解説(感想)が更に奮っている。単なる解説(感想)ではなく、もはや1つの創作になってるんだよな。そこが素晴らしかった。

小川洋子の陶酔短篇箱

小川洋子の陶酔短篇箱