第四の手(ジョン・アーヴィング)★★★☆☆ 6/14読了

TVジャーナリスト、パトリックは、インドでサーカスの取材中、ライオンに左手を喰いちぎられる。以来、なんども夢に現われる、深緑の湖と謎の女―。やがて事故死した男の手が移植されることになるが、手術を目前に「手」の未亡人に子作りを迫られ、月満ちて男の子が誕生する…。稀代の女ったらしが真実の愛に目覚めるまでのいただけない行状と葛藤を描く、巨匠による最新長篇。

久しぶりのアーヴィング。今まで、ほぼハズレはなかったのだが、本作はもうひとつだった。上下巻ではなかったというのもあるかもしれない。アーヴィングはやっぱり長大で読み応えがないとダメだな。
未読の『また会う日まで』、『あの川のほとりで』、『ひとりの体で』は全部上下巻なので、そちらに期待しよう。

第四の手

第四の手