七つの会議(池井戸潤)★★★☆☆ 4/4読了

トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ”で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だった―。いったい、坂戸と八角の間に何があったのか?パワハラ委員会での裁定、そして役員会が下した不可解な人事。急転する事態収束のため、役員会が指名したのは、万年二番手に甘んじてきた男、原島であった。どこにでもありそうな中堅メーカー・東京建電とその取引先を舞台に繰り広げられる生きるための戦い。だが、そこには誰も知らない秘密があった。筋書きのない会議がいま、始まる―。“働くこと”の意味に迫る、クライム・ノベル。

最初は軽めの短編集かと思っていたら、段々と内容がハードになっていくのでちょっと驚いた。ただ、後半でリコール問題が出てきたときには「またか」と思ってしまった。決して面白くなくはないけど、『空飛ぶタイヤ』等の傑作に比べると大分落ちるね。

七つの会議

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