夏休みを伯母一家が経営する旅館で過ごすことになった少年・恭平。仕事で訪れた湯川も、その宿に滞在することを決めた。翌朝、もう一人の宿泊客が変死体で見つかった。その男は定年退職した元警視庁の刑事だという。彼はなぜ、この美しい海を誇る町にやって来たのか…。これは事故か、殺人か。湯川が気づいてしまった真相とは―。
さすがに上手いね東野圭吾は。スルスルと読めてとても面白い。当代随一の人気作家だけはある。ただ、動機というか最後の方の展開が、既出の作品と似ているのが残念だった。でも、それを差し引いてもエンタメ作品として十分な水準でしょう。
- 作者: 東野 圭吾
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/06/06
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