M&O plays プロデュース「鎌塚氏、放り投げる」@本多劇場

鎌塚アカシ、彼は完璧なる執事になることを誓って、湖に浮かぶ城・羽島邸にやってくる。 彼をフォローするのは羽島家の副執事・上見ケシキという女性。ケシキに淡い恋心を抱きながら、職務を全うしようとする鎌塚氏の前に立ちはだかる陰謀・困難の数々。果たして彼は、重圧をはねのけ、立派な執事になることが出来るのか?――倉持裕が贈る、ノンストップ・ホラーコメディー。


作・演出:倉持裕
出演:三宅弘城ともさかりえ片桐仁
広岡由里子玉置孝匡佐藤直子、大河内浩

倉持裕片桐仁の組み合わせで、しかも回り舞台とくれば、PPPPの「審判員は来なかった」を思い出さずにはいられない。「審判員」ほどではなかったけど、今回もかなりのドタバタコメディーだった(ホラーコメディーではないね)。
三宅弘城は良かったし、ともさかりえの女中姿も可愛かった。片桐仁は面白かったんだけど、もっと弾けてほしかったなあ。
特筆すべきはラスト。タイトルの意味が判るとともに、史上稀にみる(大袈裟か)美しいラストシーンになっている。観ようかどうしようか迷っている人がいたら、是非観た方がいいでしょう。
上演時間は2時間10分。今回カーテンコールが3回あって、最後の時は片桐仁だけ先に出てきちゃって、「あれっ、他の人は?」ってなっているのが面白かった。