落語家、立川志らく(45)の新著『雨ン中の、らくだ』(太田出版)が19日に出版される。落語や映画についての著書がある志らくが、初めて師匠の立川談志について書いた本だ。「弟子が師匠を論ずることはできない。論ずるということには批判が入るから。師匠から何を教わり、何を感じたか、師匠の言葉を書いた」という。師匠と弟子の姿がリアルにつづられている。
以前高座で話していた本がついに出たんだね。『赤めだか』で散々な書き方をされた志らくが自分の本で師匠や兄弟子たちのことをどう書いているのか実に楽しみだ。
ベストセラーになった立川談春の『赤めだか』の向こうを張るつもりだ。「いい存在であり、嫉妬(しっと)の対象であり、いい仲間であり、先輩」と志らくは言う。
「築地への修行の拒否事件」なんかも書かれているようだから、『赤めだか』と読み比べると面白いだろうね。
雨ン中の、らくだ | |
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