フロスト気質 上巻(R・D・ウィングフィールド)★★★☆☆ 9/21読了
ハロウィーンの夜、ゴミの山から少年の死体が発見されたのを手始めに、デントン市内で続発する難事件。連続幼児刺傷犯が罪を重ね、15歳の少女は誘拐され、謎の腐乱死体が見つかる…。これら事件の陣頭指揮に精を出すのは、ご存じ天下御免の仕事中毒、ジャック・フロスト警部。勝ち気な女性部長刑事を従えて、休暇返上で働く警部の雄姿をとくと見よ!大人気シリーズ第4弾。
長い。けど面白い。
ストーリーは前3作とほとんど同じ。でもやっぱりフロストは最高だ。フロストの部下たちはフロストの当てにならない直感に振り回されて超過勤務を余儀なくされる。でも誰も文句を言わない。なぜなら上司であるフロストが一番の汚れ仕事を引き受け、誰よりも働いているからだ。
「やりたくないことを自分でやらずにすますため、他人の力を当てにするのは、フロスト警部の流儀ではなかった」というくだりがある。だからこそ下品なジョークを飛ばし続けていても部下から慕われるんだよな。
R・D・ウィングフィールドが亡くなってしまったので、残りは「Winter Frost」と「A Killing Frost」の2冊のみ。早く読みたくもあり、早く読んでしまってはもったいないという気持ちもあるね。
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