劇団♪♪ダンダンブエノ 七味公演「ハイ!ミラクルズ」 青山円形劇場

嗚呼、夜更けの世田谷を男達が走っていく。縦横無尽に走っていく。
朝日が昇るその前に仕事を終えて去っていく。
誰もが寝ている静かな時間の、誰も知らない物語。
新聞配達員の男達、その営業所の姉弟と、工場勤務のパートの女が。
誰もが何かを諦めて、幸せなんかにならせるもんかと見張り合う。
嗚呼、夜更けの世田谷をそれぞれの思いが縦横無尽に飛び交っていく。


作:福原充則(ピチチ5)
演出:近藤芳正
出演:南野陽子光石研前田健峯村リエ酒井敏也、山西惇、近藤芳正


東京公演:6月20日(金)〜29日(日)
会場:青山円形劇場

円形劇場なんだが、舞台は普通に切ってあって、中心の円の部分も客席になっている。私は右斜め後方の通常の客席だったが、通常の客席部分の方が段差があるからアリーナ部分よりも見やすいのではないかと思う。
登場人物は「新聞配達員の男達、その営業所の姉弟と、工場勤務のパートの女」で、新聞配達員の男達が近藤、光石、山西、営業所の姉弟が前田と酒井、工場勤務のパートの女が南野と峯村となっている。まだ舞台は始まったばかりなのでネタバレはできない。要は、新聞配達員の3人が南野に惚れてすったもんだする、歌あり踊りありのミュージカルっぽいお芝居だ。
舞台装置とか小道具とかが妙にチープなんだよな(それが狙いなんだろうけど)。ストーリー自体も妙にユルいんだよな(それが狙いなんだろうけど、たぶん)。若干私の好みからは外れていたなあ。
峯村リエは初めて観たけど、間の取り方が上手で観ていて楽しかった。光石研近藤芳正はもうちょっと他の芝居で観てみたい。そして南野陽子南野陽子可愛かったなあ。歳取っても可愛いね。親しみやすい感じがして、一緒に飲みに行きたくなる。無理だけどw。
上演時間は2時間くらいだったかな。ロビーの献花の数がすごかったね。