ようやくシシリヤ

今週はGW前の駆け込み依頼が多く、やたらに忙しかったのだが、今日は関内で狂言を観るので早く帰らなければならない。予定では、5時頃で早退して、5時半の開店と同時に「シシリヤ」に入るつもりだったのだが、結局会社を出たのは5時20分頃になってしまった。しかも、いや〜な事態が持ち上がっていたのをあとの人に任せて帰ってしまったので、やや気分の悪いGW突入である。といっても私は9連休ではない。うちの会社は暦通りで、私は5月1日だけ休んで2日は出る。面倒っちゃ面倒だけど仕方がない。
シシリヤに着いたのは5時45分頃。前回は入れなかったが、さすがにこの時間ならばガラガラである。指示されたカウンターの一席に座ると、この席は7時半から予約が入っていると言われた。狂言は6時半からだから、元々そんなに長居するつもりはない。まずはプリントアウトしたクーポンを渡してグラスワインの白をもらう。ピッツァはマルゲリータと決めていたが、マルゲリータには3種類ある。通常のマルゲリータ、水牛のモッツァレラチーズを使用したマルゲリータブーファラ、水牛のチーズを使用したマルゲリータDOC。私はマルゲリータブーファラ(1,700円)にしてみた。焼き上がるまでは時間がかかるはずなので、つまみにとりあえず「エビとジャガイモのインフィラーレ・ジェノバマヨネーズ」(600円)を注文。どんなのが来るかと思ったら茹でたエビとじゃがいもを串に刺してマヨネーズをかけたものだった(それが2本ある)。これが美味しかった。ジェノバマヨネーズっていうのが美味いんだよな。
お次はグラスワインの赤と「アスパラのカルボナーラ」を注文。グラスワインといってもワイングラスではなく、小さなタンブラーで出てくる。まあその方がお店の雰囲気には合ってるね。お店は厨房を取り巻くようにカウンターがあり、テーブル席は2人用と4人用の2つしかない。お店の人も、ピッツァを焼く人と一品料理を作る人とお酒等を出してくれる女性の3人しかいない。とにかくこぢんまりとした店だ。「アスパラのカルボナーラ」は耐熱の器に切ったアスパラを入れてベーコンとチーズを乗せ、ピッツァを焼く窯で温めたものだった。チーズとアスパラが馴染むようによくかき混ぜてから食べる。これも美味しかった。
アスパラを食べていると、女性3人組が入ってきた。なぜか私の隣に案内された。いかにもグルメなOL3人組という感じである。ちらりと見た感じでは20代後半か。そこそこ可愛かった(っておい)。彼女らもちゃんとクーポン出してワインを頼んでいた。しばらくすると彼女たちは次回行く店の相談をし出した。どこだか知らないが、餃子の店にしたようだ。日程の相談に入ると、「私、3日でも4日でも大丈夫だけど・・」「あっ、私も大丈夫」「じゃあ、4日にする〜?」なんて話している。おいおい、GWに何の予定も入っていないのかよ、寂しいなあ。まあ、余計なお世話ですけどw。
そうこうするうちにピッツァが焼き上がった。ちゃんと真円である(こだわるね俺も)。生地の焦げ具合はプレチェネッラと同じ。中央の生地の具合もプレチェネッラと同じ。違いは縁の部分だった。シシリヤの方がボリュームがあるのだ。全体的な味は甲乙つけがたい。ただ、シシリヤの方が丁寧に作っている感じがする。プレチェネッラも初心を取り戻してくれるといいんだけど。そういえば、新店舗の「ア マシケラ ロ プレチェネッラ」もとっくにオープンしている。行きたいんだけど、一人で行くのも何だしなあ(シシリヤは一人で来てるじゃん)。誰か一緒に行きませんか?(って誰に言っているのか)
時間が迫っていたのでピッツァは結構急ぎ目で食べざるをえなかった。今度来る時はもうちょっとゆっくり楽しみたいね。食べてない一品料理はどれも美味しそうだったしね。